実家。
2014年12月15日
36年間、私が産まれて半年から
ずっと過ごしてきた京都の実家が
引っ越しすることになりました。
姉の住む街、埼玉県に。
父が病気をしたことで、
看病を頑張る母の体を考え
姉妹で出した結論でした。
引っ越しの日、
長年お世話になった近所のおばちゃんが
さみしいさみしい、と泣いていました。
実家が遠くなる私に
「まーちゃん、京都に遊びに来たら
遠慮しんとおばちゃんとこ泊まりにおいでや」って。
そう言われて、
ここに帰るのが当たり前で
いつまでもある実家だと思っていたことが
そうじゃないんだと改めて実感しました。
サルスベリの花も、白い椿の花も
もう見られないかと思うと少しさみしい。
だけど、両親は新しい家を大変喜び、
助けてくれる周りの人たちのおかげで
安心して過ごすことができています。
それが何よりありがたいことだと思いました。
長い間過ごしてきた京都を離れることは、
両親にとって簡単なことではなかったはずです。
娘たちの考えに賛成してくれて
新たに生活をスタートさせた両親。
孫とお酒が飲めるまで、長生きしてほしいです。